日獨防衛相電話會談について
2020年4月24日
防衛省
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標記について、下記のとおり実施されましたのでお知らせします。
2020年4月24日19時45分から約30分間、河野防衛大臣とクランプ=カレンバウアー獨國防大臣との電話會談が行われました。
- 両大臣は、新型コロナウイルス感染癥が世界的に拡大している現狀を踏まえ、防衛當局の役割等について意見交換を行いました。河野大臣からは、ダイヤモンド?プリンセス號における自衛隊の活動や活動中隊員に一人も感染者が出なかったことに係る感染予防策のほか、自衛隊中央病院の癥例分析等について資料(別添)を用いながら説明を行いました。クランプ=カレンバウアー大臣からも、ドイツにおける他國の感染者受け入れをはじめとするドイツ軍の活動の最新の狀況?取組について説明がありました。
- この他、ダイヤモンド?プリンセス號乗客で、自衛隊中央病院で治療を受け無事に帰國したドイツ人ご夫妻から、自衛隊の醫療支援に関する陸幕長への感謝のお手紙をいただいたことについて河野大臣から言及し、クランプ=カレンバウアー大臣からも自衛隊の対応に関する感謝の意が示されました。
- また、両大臣は、二國間の防衛協力?交流等についても意見交換を行い、河野大臣から、感染癥の狀況を踏まえつつ、両國が隙のない防衛態勢を維持していくこと、「自由で開かれたインド太平洋」の維持?強化に向け、同地域におけるドイツのコミットメント強化に期待を表明しつつ日獨防衛協力?交流を継続?強化していくことの重要性を指摘しました。
- その上で、両大臣は、新型コロナウイルスの感染が拡大する現狀を踏まえ、次の3點について一致しました。
- 一刻も早い新型コロナウイルス感染癥の終息に向け、防衛當局として感染癥対策を行う中で得られた情報?教訓?知見を共有していくこと
- 防衛當局の役割等の観點から、現狀を踏まえた脅威認識や感染癥の拡大が各國の防衛政策に與え得る影響に関する認識を共有していくことの必要性
- 防衛當局間のコミュニケーションを継続するとともに、「自由で開かれたインド太平洋」ビジョンに基づき、早期の「2+2」開催を始め、防衛協力?交流を引き続き強力に推進していくこと